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「正官庄との出会い」

4月23日に母の病を聞いてから5月中はそのことばかり考えていた。
がん治療に温熱療法があると効いて38℃以上で癌細胞は死ぬという文献を発見した。

「アガリクス」は癌に効くが身体を若干冷やす作用がある。どうしよう…。
その時、高麗人参を思い出した。
私自身、あまり丈夫ではないので風邪のひき始めなどいつも「正官庄」という高麗人参のドリンクを
飲んでいた。これは飲むとぽかぽかして次の日には風邪は退散してしまうすぐれものだ。

これのエキスというのがあったことを思い出し専門店でそちらの先生に相談した。
その先生もご自分が癌で手術をしたとのことで今もこれを飲んでいて転移もしてないなど
いろいろ話を聞いてくれて勧めてくれた。これも2ヶ月半分くらいで26000円だったが購入。
さっそく母に送る。まずいのでオブラートにくるんで飲ませるのだが、また弟は苦労して飲ませたようだ。

これを飲んでいたせいか食欲もあり普通にご飯も食べ、癌の痛みも出てこなかった。

こうやっていろいろ買って飲んでもらうことで、私自身が心の平静が保てていたのかもしれない。
それでも、寝る前には「母がいなくなってしまうかも」という恐怖感からのがれることは出来ず
いっそのこと私が代われるものならと思った日々を送っていた。

(ハルシオンは眠れるんだけど、途中で起きると頭痛がひどくてつらかった)