「母のリハビリ」
母のリハビリは順調で、歩行器で随分長い距離を歩くようになったと聞いた。
それですっかり安心していた。
やっぱりアガリクスと正官庄とで進行が止まっているんだと勝ってに思い込んでいた。
実際は癌は進行していた。でも、一度退院するならお盆の時、これが最後のチャンスだろうと弟は言われていたらしい。もちろん、弟はそんなことは信じていないし、絶対治ると信じていた。
本当に近日中に居なくなるなんて誰も思わなかった。意識も普通、ご飯も食べる、トイレも行けるし…。
花火が好きな母は、待合室まで歩行器で行って何度か花火も楽しんだらしい。病室は8階だったので
それは見ごたえがあったろうなーと思う。(好きなもの見れてよかったね)
今月はリハビリも順調だし8月に退院するっていうから帰省しなかった。
私自身の精神も不安定だったから…。
薬を切らさなければ子供にもやさしく出来たし。
暑い夏だったが、PCの個人レッスンなどの仕事をしながら過ごした。
嵐の前の静けさって感じに毎日が過ぎていった。