「子どもに当たってしまう」
仕事を辞めて、半月もするとイライラしてきた。
自分に対して、母の病気に対して、夫にたいして、そして最近イヤイヤ期の娘に対して。
一度言っても言うことを聞いてくれない。そりゃそう、だって3歳なんだもん。怒られてるのも遊びの一環みたいなもの。ところが叱っているのに「きゃっはは」と笑われてしまうと頭にかっと血が上る。
これじゃいけない、わたしの理性では思っている。でも、おしりをぺしん。
一回ですめばいいんだけど、二度三度とぶっているのは自分の怒りを抑えるためではないか。
児童虐待?そんなことはないと思いながらも自分の気持ちをどしようもなく自己嫌悪感にさいなまれるだけ…。
子供に対してしかることばも以前と違うらしく、夫に注意される。たしかにそうかもしれないけど、だったらフォロー
してよーと思う。この思うというのが問題。この頃からか、それからもっと前からなのか夫と議論することが出来ない。
夫の言葉は鋭い剣のように刺さる、だから結構傷つく。でもそのことが言えない。なぜそうなったのか、今、まだわからない。夫が怖いのか、嫌われるのが怖いのか…。
とにかく子供にも夫にも怒らないように自分を制していたように思う。
理性が無くなることが一番怖かった。「破壊衝動」というものが発生したら私は自分を止められないと毎日怯えていた。