発達障害だからダメな子じゃないですよ
コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧弘美です。
発達障害だから…
発達障害を持つお子さんがいるお母さんの中には、つい「うちの子がすいません」ということが口癖のようになっている方がいます。
日本人の控えめな謙譲の精神かもしれないけれど、いつもそんな風に思わなくてもいいんじゃないかなと感じます。
最近、発達障害という言葉がマスコミでもよく取り上げられるようになったように感じます。
発達障害と聞くと、
言葉が出ない・言葉の遅れが見られる子・字を書くことが極端に苦手な子
という風に思う方が多いかもしれません。特に年配の方の時代はそういうとらえ方をされていたので仕方がないかもしれません。
小さい時に発見されやすい症状が顕著にわかる場合は早めに療育プログラムを受けるが有効だと思います。小さい頃からのトレーニングで出来るようになることも増えます。
最近では発達障害もさまざまな種類があり、よくマスコミにも取り上げられる発達障害と言われるものの中で、
- 幼少期きから落ち着きが無い
- 忘れ物が多い
- 指示通りに動けない
こんな症状のある子のことたちのことをよく考えるんですね、私。
こんな感じの子どもは昔からクラスに2~3人いたような気がします。現在でもクラスの2~3人と言われるので、その数は変わってはいないのではと感じます。
現在では、このような発達に偏りが見られる子は、成長途中で「困る場面」が出てくるので、先生などの指摘により、診察を受けて発達障害と認定されることが多いとききます。
これって、前から疑問なんですが
困るのは誰?先生や大人たちじゃない?
その子は困ってないかも…。
そんな子供たちって、怠けていたりサボっていたり先生や親を困らせようと思っているんではないんですよね。けっして、悪い子ではありません。
学校で「困った」と先生に言われれば、お母さんとしては家で直そうとするのよね。いい子でいてね、という願いでね。
家でも他の兄弟と比べてみると
「悪い子・困った子」
に見えて、ついつい余計叱ってしまうこともあるかもしれません。
先生や大人が扱いにくいから「発達障害」ってラベルをつけるんじゃないかなと感じるんですよね。
確かに早めに発達障害という判断を貰うと療育プログラムを受けれたりするので、発達の凸凹が目立たなくなることもありますし、理解されないために叱られることはないのかもしれません。
でも、発達が凸凹しているため
すごい能力があっても素晴らしい才能があっても
こだわりが強いがため、決められた期日を守れなかったり
周りのペースから遅れてしまうことで、親や先生にも叱られる。
これって本人のためにはよくないこと。
だって、否定されるんだもの、自分に自信を失ってしまいますよね。そうするとすごい能力も素晴らしい才能も発揮できなくなってしまう。
自己肯定感が低い子供になってしまう、いえ、自己肯定感の低い子供にされてしまうんです。
それって、もったいないですよ。
発達障害も正しく理解して必要なサポートをすると「障害」ではなくなるように思います。
けっして悪い子じゃないですよ。って悩んでいるお母さんに言ってあげたいなと思います。
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