よけいなことまで悩まない。学校に行けないだけだよね。

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コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧 弘美です。

 

カウンセリングをしていると、先々のことまで果てしなく心配している方に出会うことがあります。

今、子どもが学校に行かなくて困っているんです。ということでカウンセリングに来られたんです。お話しを伺っていくうちに、たくさんの心配が溢れてきます

こんなに休んだら内申書が…。

高校にいけないんじゃないか。

大学行かないと就職できないですよね。

就職出来なかったらどうやって暮らしていくんでしょう、結婚もできないかも。

親戚からもいろいろ言われそうで。

近所の目が気になります。なにか言われているように思うんですけど。

今は不登校のこと両親にも義理の両親にも話してないんですけど、知られたらなんて言われるか。

 

さて、ここで現実に起こっていることはなんでしょうか。

 

学校を休んでいること。

 

これだけが現実に起こっていることです。

 

しかも、たぶん悩みはお母さん自身の不安です。

 

お子さんが学校に行かないことでの自分の不安。

 

子どもが学校へ行かないを受け止められないお母さんの不安なんです。

 

この方とお話しした時に、まずお子さんのことを確認しました。

「お子さんはどうしていますか?」

「毎日、ゲームばっかりして、ごろごろして、話しかけると怒ります」

 

私は、良かった、お子さんは元気なんですね。

ゲーム出来るんだ、良かったわーと伝えました。

 

「ええ、なんで良かったって。学校行かなくてゲームばかりでっ」

だって、ゲーム出来るんだもん、とりあえず元気ですね。

ごはんも食べてる?

そう、良かった。

 

お母さんは、困惑された顔をしたので

学校へ行かない、行けないだけならそんなに心配しないで。

 

今、出て来た不安を書いたから見てみてください。

 

あなたが言ったことって、どれも、まだ起こっていないことでしょ。

 

落ち着いてみてください。

 

そうすると、しばらく考えて、確かに今はまだ起こってないです。

 

でも、こういう心配があるから不安で。

 

そうですよねー、不安ですよね。わかりますよー。

 

でもね、起こっていないこと、今、心配しても仕方ないのよ、だってさ、起こらないかもしれないしね。

 

高校行けるかもしれないし、大学行けるかもしれないよ。

 

まだ、行けないって決まってないんだから。

 

とりあえず、今、目の前のこと悩もうって。

 

余計なことまで悩んだらいくつ身体があっても足らないよねー。

 

そんなこと初めて言われました。って、このお母さん、びっくりした顔されました。

 

この後、どうして学校に行けなくなったのかを話し、しばらくは見守ることに。

 

高校にはいろいろな形があること、そういうことを知りましょうとか、大学だっていろいろあるんだよとお話ししたりね。

いろいろ混乱していることをほぐしていき、お母さんはお母さんの楽しみも見つけてって話をしました。

お母さんって子どものことだけ見ていると自分の楽しみなんて忘れちゃってることが多いです。

 

私、何が楽しいんだろう?なんて自分の好きなことも思い出せない人もいます。

 

子どもが不登校になったら、自分のことも大事にしてみましょう。

 

自分の好きなことしてみましょう。

 

お母さんが楽しそうにしていたら、子どもも話をしてくれるようになります。

 

まだ、起こらない未来、それも心配な未来を心配するなんて時間がもったいないです。

 

今を笑えるように考えましょう、って私は思います。

 

子どもにも今、笑顔になってもらいたいでしょ。

 

お母さんが笑っていれば、状況は必ず好転してくるから。

 

余計なことまで悩まず、今の悩みを解決していくことが大切だと思います。

 

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