雑談のススメ 4【相手を尊重する工夫】
コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧弘美です。
相手を尊重することを基本にしよう
【相手に花を持たせる工夫をする】
人は、自分が得意なことや好きなこと、成功したことの話は、誰にとっても気持ちよく話せるテーマです。
しかし、自分からはなかなか言い出しにくいものですよね。
雑談の中で、こちらからさりげなく振ってあげて、相手に花を持たせることを心がけておくとよいでしょう。「花を持たせる」質問を普段から考えておくとよいと思います。
例
「○○さんは、英語がお得意だそうですね。どうやって習得されたのですか?」
「仕事の傍ら大学院に通われているそうですね。時間管理のコツはありますか?」
「御社の新商品の○○○は、売れ行きが好調だと伺いました。特に力を入れた点はどのようなことでしょうか?」
【相手の価値観を知る】
雑談の流れがスムーズになってきたら、会話の流れを踏まえて質問してみよう。そして、相手の価値観を探ってみましょう。その人が「大切にしてきたこと」は、その人の価値観が色濃く反映されています。それを知ることで、人となりが理解できるでしょう。相手の価値観を尋ねると「○○さんの場合は?」と逆に振られて、会話に深みが増すことも期待できます。
例
「○○さんが、お仕事をされる上で大切にされてきたことって何でしょうか?」
「○○○に取り組む上で、どのようなことを心がけているんでしょうか?」
【相手を褒める・共感する】
人は誰でも自分のことを周囲に認めてほしいと思っているものです。褒められて嫌な人はいないはずです。言葉を交わし、相手の存在をありのまま認めましょう。そして、話の内容に共感する言葉掛けを意識してください。単なる雑談が心の距離が縮める深い会話になっていくはずです。
共通点を探して、相手との心の距離を縮めることも大切ですね。
「私も大好きです」「私もそう思います」のように同じものが好き、同じことを感じるなど、お互いのなかに共通点が見つかると、それが安心感につながります。
これは、場の雰囲気がぐっとよくなるポイントです。会話をしながら共通点を見つけていくことが出来るようになりましょう。
「それ、よく分かります。私も○○○○だと思います」
「○○、お好きですか?私も○○好きなんです。」
「たっぷり入るバッグでいいですね。私も荷物が多くて、大きめバッグ派です」
相手に興味を持ち共感することで話しやすさは格段に良くなりますよ。
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