雑談のススメ 3【質問は簡単なところから】
コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧弘美です。
会話は簡単な質問から始めよう
【「はい」「いいえ」で答えられる質問をする】
雑談に限らず、スムーズな会話をするのなら、まずは聞き役になるよう努めます。
簡単な会話を繰り返しながら、相手の話にしっかり耳を傾けます。身体を相手のほうに向けて、笑顔とうなずきを交えながら聞いていくと、相手も気持ちよく話してくれます。
雑談では「はい」「いいえ」で答えられる簡単な質問を投げかけて会話をスタートします。
雑談の始まりを相手が「はい」「いいえ」で答えられるような簡単な質問から始めることで、会話がスムーズになりますから、天気や季節、相手の仕事などを相手が答えやすい題材にして会話を進めていきましょう。
例
「雨はやんでいましたか?」
「外は暖かいですか?」
「お元気にされていましたか?」
「場所はすぐにお分かりになりました?」
【雑談の中では相手を「ねぎらう言葉」も効果的】
雑談の話し始めでは、最低でも1回以上、目の前にいる人にねぎらいの言葉を掛けることを意識します。相手は「自分のしていることを知ってくれている」「大変さを分かってくれている」と感じて親近感がわいてきます。
例
「いつも、お忙しそうですね」
「毎朝、早くて大変ですね」
「何かお手伝いいたしましょうか」
「重かったのではないでしょうか」
「大丈夫ですか」
【相槌は素直な感情を表現しよう】
雑談の中で相槌は重要なポイントです。相手の話を聞いていて感動したら、素直に表情や言葉に表します。一緒に感情が動いたり、心が揺さぶられたりする瞬間を共有することから、信頼が深まっていきます。普段から相手の話に感動する気持ちを大切にしましょう。
例:
「興味深いですね」
「ユニークですね」
「面白いお話ですね」
「感動しました!」
「感激しました!」
「うれしいです!」
【会話に慣れてきたら相手のパーソナリティを引き出す】
天気や季節に関する一般的な話題を触れて、会話がスムーズに進むようになったら次のステップです。
今度は、積極的な質問で相手のパーソナリティーを引き出すような会話に進めます。「この人と話すと楽しい、面白い」と思ってもらえれば、会話も広がりますし好感を持ってもらえます。
「相手に話を振る」ことを意識して会話を進めます。人は自分の話を熱心に聞いてくれる人に好印象を抱くものです。スムーズな会話を、というと、自分が話さなければ…と気負う人も多いですが、自分が話した後には常に「相手に話を振る」ことを心がけると、スムーズに会話が続きます。
例
「○○さんも、そういうことはありませんか?」
「○○さんは、こういうとき、いつもどうしていますか?」
「○○さんは、どう思いますか?」
最初は簡単なことから始めていけば気づくとスムーズの話せていると思います。
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