起立性調節障害について ②【自律神経の不調】

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コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧 弘美です。

 

起立性調節障害(OD)は怠けではなく、身体的な病気です。

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起立性調節障害(OD)は

怠けじゃありません。

病気なんです。

 

このことが理解されないため、苦しんでいる子供、そしてそのお母さんがたくさんいます。

 

学校の先生でも理解されていない方も多くいらっしゃいます。

 

こういう病気があることをたくさんの方に知っていただきたいのです。

 

起立性調節障害は自律神経の不調です

人は寝ている位置から急に立ち上がったときに重力により下半身に血液がたまってしまいます。

 

 

正常な人の場合は、瞬間的に下半身の血管が収縮することにより血液が下半身にたまるのを防ぎます。

 

人間の身体って便利に出来てますよね。

 

ところで、

 

この時、あなたは身体に何らかの命令をしていますか?

 

 

していませんよね?

 

下半身の血液戻してっ!

 

なんて命令しているなんて話は聞いたこともありません。

 

なぜなら、

 

自律神経が自動的に毎日毎時毎分毎秒休むことなく調整してくれているから。

 

私たちは何も命令しなくても、

 

血液が重力で下がっても体のポンプ機能が働いて身体に血液を巡らせることができています。

 

 

ところが、

 

 

起立性調節障害(OD)の子どもは自律神経の調節に障害が発生しているため

 

この作用がうまく機能していません。

 

こういう病気なのです。

 

血管が収縮する力が弱いため下半身に血液がたまり脳などに

 

充分な血液が流れず色々な不快な症状が現われるのです。

 

起立性調節障害は自律神経失調症のひとつです。

授業中、座っていることも、苦痛だと思います。

 

授業を理解することも難しいこともあるでしょう。

 

だって、自律神経がきちんと機能しないので、

 

脳への血流は命を保つための最低限の血流しかいっていないかもしれません。

 

 

もちろん、個人差はあります。

 

 

起立性調節障害の子に、

 

 

朝起きて、学校へ行きなさいと無理やり連れていくこと

 

 

拷問と同じです。

 

骨折している子に走れと言いますか

骨折している子の走れと言っているようなものですよ。

 

高熱の子どもにグラウンド走れって言っているようなものですよ。

 

起立性調節障害の子に朝起きて学校に行けというのは、そういうことです。

脳への血流は命を保つための最低限の血流しかいっていないので、通常の活動は出来ません。

 

 

そんな病気があることをどうぞ知っておいてくださいね。

 

起立性調節障害を知るのは低学年のうちがいい

小学校の低学年のうちにお母さん方には知っていただきたい、

出来れば先生にも知ってもらいたい。

そんな思いで小学校でお話しをさせていただいています。

ご興味のある方、うちの学校で話してほしいなど

ありましたらお問い合わせフォームでご連絡ください。

 

私は、自分の経験も踏まえて話せるので不登校で悩むお母さんのカウンセリングが得意です。

 

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娘が起立性調節障害で闘病中なので

経験談を踏まえてお話しすることも可能です。

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