私たちは「好き」で出来ているのではないかしら。

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コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧弘美です。

いつもお手伝いさせていただいている「よよこ~☆カフェ」で、「好き」についてのお話しを
させていただきました。先輩ママの松尾さんと。

このお話をするために、二人でそれぞれ「好きの年表」を作りました。松尾さんの年表は
今の松尾さんを形作る言葉で溢れていました。今のこの素敵な松尾さんはこうして作られているのね。
なんだかとても嬉しくなりました。

もちろん私の年表も、なんだけど。ああ、こんなのも好きだった、ああ、これこれ…。
書いていくうちに楽しくなってきてしまいました。

私たち二人は、幼いころからの「好き」が大人になってからの職業に繋がっていました。
もちろん、幼き日の私たちには将来仕事になるから、などとは思っていないはずです。
「○○になりたーい」というかわいい頃はあったかもですけども。

私たち、大人は親になってみると、子どもの「好き」を認めてあげられないことがありますね。
例えば、ゲームばかりしている、マンガばかりみている、音楽に夢中、とかいろいろある
と思うんですがこんな時「そんなのばかりして」とか「それじゃ飯くってけない」とか
「それより勉強したら」とか言ってしまうことが少なくありません。

もちろん、子どもの将来が心配なのはわかります。

ただ「好き」を否定するような言葉は、子どものやる気をなくしてしまうんです。
それを否定されたことで止めてしまうこともあるし、その後に別な「好き」が出て来たとしても
また否定されるかも…と思ってしまうことがあるんですよ。

子どもって繊細なんです。

出来たらご自分のことを思い出してやってみると、好きだったものや否定されて止めてしまったことも
見つかるかもしれません。
そのことを知ると、今、子どもが何を考えてるかわからないって言っている人も
子どもに共感できることが見つかるような気がするんですよね。

今回よよこー☆カフェでお話しした「好きの年表」は、少し前の代々木高校の授業参観で行った
ワークをちょっと発展させてみたワークなんですけどね。
自分を見つめ直すのにとてもいいなーと思ったんです。

ただね、短時間で行うので、得手不得手はあるんですね。

「さあ、今からあなたの好きなもの、好きだったものを出来るだけ、
このカードに1枚ずつ書いてください。」
と言われて書いてもらうのですが、たくさん書ける人と少ししか書けない人にわかれます。

少ししか書けない人は「好きなもの」が少ないのでしょうか?

たぶん、違うと思うんです。

  • 忘れている。
  • こんなことでいいの?と思っている。
  • こういうの好きって書くのが恥ずかしい。
  • 大好きなものが1つあってそれだけに集中している。

突然言われてももねー、なんだろう、好きなことってって思うかもしれないですよね。
そこで、書けない人には私たちが質問をして言ったんですね、小さい時は、何をしていました。
何して遊んでましたか。って。小学校の時は?部活は?って節目節目区切って思い出して
いただくと出て来ます。

そして、受験だから止めたとか、まさか仕事にしないよねって言われてやめたとか、
「好き」を止めてしまった「ブレーキ」が見つかります。

ブレーキをかけてしまったことは、忘れてしまっていたり、自ら封印してしまうこともあるのでしょう。

小さい事でも思いだしてみるとそれが後の自分に影響を与えているんだなってこともあります。
時間をかけて思い出してみるのもいいと思います。

私のことをお話しします

私は「好き」をたくさん書けました。今も好奇心旺盛ですしね、小さい私もそうだったんだと思います。

記憶を遡るって好きだったことを考えてみると幼稚園のころよりずっと前、
3歳くらいの記憶が一番古い記憶です。

この頃の「好き」は

  • 歌→童謡、グループサウンズ
  • お隣のお姉さんのバレエのレッスンについていく
  • 大家さんちのニワトリのお世話
  • 下の階の大学の先生のところで遊ぶ(大学生のお兄さんが遊んでくれる)
  • 絵本を読む
  • お絵描き
  • おしゃべり好き

幼稚園のころ→音楽学校の付属幼稚園

  • 歌→童謡、歌謡曲、フォーリーブス、お話しのレコードのミュージカル風の歌
  • ハーモニカ
  • オルガン・ピアノ
  • リズミック
  • 絵本
  • お絵描き
  • 時計の分解
  • おしゃべり好きだったので、お遊戯会、発表会はいつも司会

小学校

  • 歌→アイドル、歌謡曲
  • リコーダー
  • 鼓笛隊→アコーディオン
  • 作曲コンクール
  • 読書(読書感想文が好き
  • 絵→コンクール出品
  • 父の仕事場に出入り→車の整備
  • 手芸
  • 占い(トランプ占い
  • 宝塚鑑賞

中学校

  • 歌→アイドル、歌謡曲、ニューミュージック、洋楽(ベイシティローラーズ、カーペンターズ
  • クラシック音楽(オーケストラ
  • 吹奏楽部
  • 野球部
  • 合唱
  • ギター
  • リコーダーアンサンブル(テノールリコーダー
  • 読書(感想文が得意、多ジャンル、もちろんマンガも
  • 手芸(編み物にハマる、毛糸、レース
  • 占い(タロット占い
  • ミュージカル鑑賞
  • ポケットコンピューター、プログラム
  • ゲーム

高校

  • 歌→アイドル、ニューミュージック
  • クラシック音楽
  • 吹奏楽部
  • 合唱部手伝い(Nコン要員
  • ギター(バンド手伝い
  • 映画
  • 絵(油絵、イラスト
  • 車・バイク
  • 英文タイプ
  • ワープロ
  • タロット占い→封印することに。すごく当たっていて友人、知人を占っていたのですが、当たり過ぎて
    逆恨みされたことがあり、二度と占うことがなくなりました。当時は若くて、なんでも伝えちゃったからね、なんでも言えば良いといういうわけじゃないのにね。今でも、タロット占いはまだやっていません。否定されるって思春期には大きい痛手になるんだよね。あのままやっていたら占い師になったかも(笑)

社会人

  • カラオケ
  • フルート
  • エレクトーン→鍵盤はイマイチ苦手で、組み込みにはまる。
  • ジャニーズ好き
  • バンド好き
  • クラシック鑑賞
  • ミュージカル鑑賞
  • 車・バイク
  • 阪神タイガース
  • パソコン
  • ブログ
  • アナウンス学院に夜通学した(話すことが好きだった
  • 和装着付け
  • 手芸(洋裁、編み物

結婚前のことだけで、ざっくり書くだけで、これだけあります。

この中で気づくことは、常に音楽が好きだったこと。歌、楽器。絵や本がそばにあった。
機械に抵抗がなかったこと。手先が器用だった。

私は高校を卒業したのちに、社会人になるのですが、身体を壊して2年ほどフリーターでした。
その時に電話交換手の資格を取ったり、官公庁での非常勤をしています。電話交換手の時に、人と
関わる仕事が好きだと思いました。

20歳少し前に、あるメーカーに正社員として勤務することになります。
営業アシスタントとして入社です。受発注のアシスタントで人と関わる仕事をしました。
機械に抵抗がないというか、好きだったし、当時ワープロを使える人は少数だったので
重宝されました。業務用の専用のコンピュターも任され、システム設計も関わることに。
後にパソコンを導入したりプログラムしたり。子どものころからの好きが仕事になっていきます。

歌が好きで、人が好きなので接待のお席に呼ばれることも。
そんな感じで、エライ方々にも可愛がられるわけですがいろいろやっかみなども出てくるわけで、
その会社は30前に退社。

その後は、派遣になるのですが、ここで「好き」は本当に役立ちました。

パソコンがらみの事務仕事はもちろん、インストラクター、店頭でのデモンストレーション販売。

着付けの資格も役立ち、ファッションショーの裏方で着付けをしたり。イベントのナレーションとか。

絵も好きだったので社内ポスターなんかも書きましたね。

ブログも初期のころからやっていて、文章を書くことが好きだったので活発に交流がありました。

仕事だけでなく、音楽好きから様々な人達との交流があり、普通なら友人になるわけないような
方々とも交流するようになっていきました。

いろいろな業界の方とのお付き合いのおかげもあり、現在でもどんな業種の方々とも憶することなく
交流できています。

 

こうしてみると私は小さい頃からの「好き」が積み重なって形成されているなー、と思うのです。

結婚後

「好きの年表」を作って気づいたのですが

結婚後も「好き」は大きく変わらないのですが、プレーヤーではなくなっていました。

フルートもタンスにしまったまま。着付けも教えてないし、自分でも滅多に着ない。
ミュージカルもコンサートも滅多に出かけなくなりました。

主人に否定されたわけではありませんよ。

私の中の一般常識が、ブレーキをかけたみたい。特に意識はしていなかったけれど。

  • 結婚したら、こうしなければならない
  • 妻はこうあるべき
  • 母親はこうあるべき

きっと自分の親と同じようにしなければ、と思ったんでしょう。
意識下に刷り込まれている(笑)

それで、不幸だったというわけではないんですが、この期間は現在までの20年ほどなんですが
鬱になったこともありますし、娘の不登校もありました。

考えてみると自分を生きていなかったのかもしれないなー、ということなんです。

結婚したことで、気持ちにゆとりがなくなった。真面目な人が意外と陥るのかも。きっちり
やりたい人とかね。

自分の「好き」より家族を優先してしまう、よくありますし、自然なことだとも思います。

私は自分の「好き」に向き合うエネルギーを娘に集中してたなーと思います。不登校のことにしろ
起立性調節障害にしろ、私自身もそれらの一因であったなーと思うわけです。

娘の不登校がきっかけで、様々な学びを得ました。

そんな中で、お母さんはお母さんの人生を生きればいいと
言われたことがあったのですけど、まさにそのとおりで。

私が少しずつ自分の「好き」を生きだしてから、娘も回復しています。

自分の「好き」を思い出してみて

私の例を書きましたが、みなさまはどう感じましたか?

あなたの「好き」はなんですか?

ぜひ思いだしてみてください。

きっと、今のあなたも、あなたの「好き」で構成されていると思いますよ。

今、ちょっと元気がないなら

今、ちょっと楽しくないなら

どうかあなたの「好き」を思い出してみてくださいね。

 

この「好きの年表」は、ワークショップとしてご提供したいと思っています。少人数のグループレッスンが
いいかな。

やりたい人、いるかな。いない?いるよね?

良かったら、ご感想などコメントいただけたら嬉しいです(^▽^)/

 

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