子どもが不登校になったら、まずお母さんがカウンセリングを受けよう
コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧 弘美です。
5月の連休明け、SNS上で不登校に悩むお母さんのつぶやきが増えています。子どもたちも疲れてくる時期だし、定期試験も始まり、不登校になっているお子さんの進路も気になってくるからかなと思います。
情報に振り回されて苦しんでいることがある
不登校のお子さんのことで悩むお母さんは、いつでも一定数はいるんだけど。自分で解決しようとして苦しむ人が多いの。情報はいくらでも自分で取り込めるから、なんとかしようとするんでしょうね。
最近ではマスコミでも取り上げられることが多いので、「してはいけないこと」はもちろん「こうした方がいいよ」ということも情報自体はあふれています。
情報が無い時代よりも、その点はありがたいのですが、これって、私のようにかつて子どもが不登校だったお母さんたちが「今は情報があっていいよね」と感じるのかも。何もわからない時に、溢れる情報を得てしまうと混乱することもあるように思います。
良いと言われることはやってみたい。やってみた、でも…。
不登校と向き合い始めたばかりの時は、どうしていいかわからずに、得られた情報を実践しようとします。不登校のお子さんと向き合う時には、こうした方がいいよ、と言われたら「やってみよう」と思うはず。
「登校することを期待しないようにしましょう」→そうは言っても嬉しいよね
「学校へ行ったことで一喜一憂しないようにしましょう」→そう言っても、喜んだり落ち込んだりしちゃうよね
「子どもの気持ちを最優先に考えましょう」→何考えてるかわかんないし。話すと切れられたりしちゃうし。
「母の気持ちはぶつけないようにしましょう」→それじゃ、私のこの気持ちはどうすればいいの?
と、情報のとおり行動しようとしても、自分に落とし込めてない時にやっているから、心の中に、「でも」「なぜ」「どうしたら」ともやもやが渦巻いてしまうのでしょう。
情報で得たこと正しいし、おすすめすることなんですが、子どもが不登校になったばかりのお母さんには、とてもシンドイことなのです。
自分の気持ちを整理出来ていないから、苦しい
お母さんの疑問、不安、憤り…、お母さん自体の気持ちの整理がついていない時に、これらの実践を要求されたら、お母さんの心の負担は大きいんじゃないかなーと思います。
不登校に悩むお母さんって真面目な人が多いから、情報の通り出来ない自分を責めてしまうこともあるんです。
だから、私は、子どもが不登校になったら、お母さんがまずカウンセリングを受けることが必要なんじゃないかと思うんですよね。だから、カウンセラーをやってるんですけど。
お母さんのさまざまな気持ちを第三者的に整理してくれる存在が必要なんじゃないかな。
夫に話しても、お母さんの親御さんに話しても、感情論が先に来てしまうことが多いから、
多くのお母さんは一人で不登校の悩みを抱えてしまうように感じます。
お母さんがカウンセリングを受ける
お母さんがカウンセリングを受けてほしい。
「こう思うのは、誰のため?誰の価値観だろうか?」という問いを冷静に分類する作業をしながらお母さん自身が自分の気持ちを受け入れていくことが大切です。
本当に私の価値観?
先生や学校に合わせた価値観?
世間体を気にした価値観?
という風に分類できると、考えなくていいことは考えるのを止めることもできます。
不登校との向き合いかたもシンプルになっていきます。
少なくても、私のカウンセリングではお母さんの気持ちを軽くすることが出来ています。
もちろん、個人差があるので、複数回かかることもありますし、考え方のクセを治すワークをご提案させてもらうことも。何度も、同じ話をされる方もいますが、それは納得できるまで話すことが必要なんだろうなと思いますし、納得できるようにこちらもいろいろ考えるようにしています。
いままで、たくさんのお母さんと向き合ってきた結果、お母さん自身が不登校を受け入れた時から、不登校の悩むが解決へ動くということがわかりました。
だから、不登校のことで悩み始めたら、お母さんにまずカウンセリングを受けてほしいです。
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