「あたしおかあさんだから」の感想、あくまで私の。

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コミュニケーションセラピスト、家族支援カウンセラーの小瀧弘美です。

 

最近、いろいろな意見が飛び交っている

 

「あたしおかあさんだから」という歌。だいすけお兄さんが歌ってるのね。

 

みなさんはどう思うかわからないんですが、私は、なんか嫌悪感があります。

 

単純におかあさんになったから頑張ってる私、こどものために頑張ってる私、私って偉いでしょうの歌って思えばいいのかもしれないんですけど。

 

この自己犠牲のアピール、なんか、私は嫌だなと感じました。

 

お母さんだから、しちゃいけないんだろうか、いろんなこと。

ヒールはいたっていいじゃない、駄目なの?

ネイルしたっていいじゃない、駄目なの、なんで?

ライブ行ったっていいじゃない、駄目なの?

好きな服買ったっていいじゃない、駄目なの?

確かに赤ちゃんを育てる時は爪が長いと危ないなって切ってました、私も。でも、これは自己犠牲じゃなくて不便だから(笑)おむつ替える時とか汚れるしね、引っ掻いちゃうといけないしね。

ヒールだって走るのに不便だから履かなかったりしたけど、履きたい時は履いてたよ。保育園のお迎え間に合わないって走るからペタンコ靴だったけど、会社にヒールは置いてたもの。

ライブだって行きたかったら、たまには子どもを預けて行ったらいいんじゃないかな。

たまには頑張ってる自分にご褒美で服買ってもいいんじゃないかな。

 

最近のお母さんの中に、完璧を目指し過ぎて、頑張り過ぎちゃってるお母さんがいます。結構な数ね。頑張って頑張ってきたのに、どうしてって私のカウンセリングにやってくるもの。

 

こういう人は真面目で頑張り屋。

 

だから、誰にも頼れず「孤育て」しちゃってる。

 

しんどかったら「助けて」と誰かを頼っていいんだよ、と言ってあげたい。

 

おかあさんだから我慢して頑張る、それ、辛いから子供も。

 

この歌を聞いた子どもはどう思うだろうか?

 

お母さんがこんなに辛い思いをして我慢して頑張るのは
「自分が生まれたせい」だと感じないだろうか?
「生まれてこなければ良かった」と思ってしまうんじゃないかな?

 

特にね、今、学校に行けなかったり、

生き辛い思いを抱えている子供たちは、

そう感じてしまうんじゃないかなって思ったんです。

 

正直、自分の娘のは聞かせたくないなと思いました。

 

まあ、これは私の感想。感想を言っただけですから。作品の良い悪いじゃないですから。この歌好きな人は好きでいいわけだからね。

 

私は、こっちの歌の方が癒されたな。

 

ロバート秋山の「マイクロズボラ」、こんな風に言ってもらえたらクスクス笑いながら頑張れるかもしれない。

 

 

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